- SEOってよく聞くけど、何のこと?
- SEOに自信がもてなくて、仕事の幅を広げられない
- SEOライティングをできるようにして、クライアントにアピールしたい
という疑問に応えます。
本記事の内容は、次のとおり。
- SEOとは
- SEOの本質
- WebライターがSEOを学ぶべき理由
- WebライターのSEOライティング6ステップ
そして検索順位10位以内の記事を、50記事ほど書いた実績があります。
そのライティングスキルも役立って、今ではブログで月100万円以上を稼げるようになりました。
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内訳
仮想通貨アフィ:800,600円
a8:122,173円
みんなの銀行:60,000円
インフォ:49,296円
その他:68,550円
合計:1,100,619円いろんなアフィに挑戦してみるのは大切ですね。#フリ校
— たけし|ブロガー (@takeoinvests1) June 1, 2022
本記事の内容を実践すれば、Webライターに必要なSEOライティングを実践レベルでできるようになりますよ。
そもそもSEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization」の略称で、日本語では「検索エンジン最適化」となります。
つまりGoogle検索したときに、記事が上位表示される施策のことです(日本の検索シェアは、ほとんどGoogleが独占しています)。
執筆した記事を上位表示させる取り組みを、総称して「SEO対策」と言います。
例えばGoogleで「洗顔 おすすめ」と検索すると、次の結果になりました。
多くの記事が検索にヒットしますが、ほとんどの人が1ページ目の記事を読むはずです。
2ページ目からの記事はほぼ読まれないため、メディアを運営するクライアントは1ページ目の検索上位に記事を表示させようとします。
そこで欠かせないのが「SEO対策」です。
検索順位が決まる要素
検索順位がどのように決まるかは、Google以外、誰にもわかりません。
ただ、これまでの傾向から、次のような要素が重要であると考えられています。
- コンテンツが良質
- 滞在時間が長い
- 被リンク(他記事やSNSで記事が紹介される)が多い
- ドメインパワー(サイト全体の評価)が強い
上記は一例で、他にもたくさんの要素が考慮されて、検索順位が決まっています。
SEO対策の本質は「検索者ニーズを満たすこと」
とはいえ「SEO対策=検索順位を上げる取り組み」の本質は決まっており、それが「検索者ニーズを満たすこと」です。
具体的には次の項目を満たす記事やサイトが、上位表示されます。
- 検索者の悩み(検索意図)に応えているか?
- 検索者にわかりやすい内容になっているか?
- 書かれている情報は信頼できるか?
- Googleも一企業であるため、収益が欠かせません。
- そしてGoogleの収益の多くが、広告から発生しています。
- つまり多くの人にGoogle検索してもらえれば、広告表示が増えて収益が上がります。
- そのために検索者ニーズを満たすコンテンツが重宝され、検索順位が上がるのです。
SEO対策には3種類ある
SEO対策には、次の3種類があります。
- コンテンツSEO:検索者ニーズを満たす記事・コンテンツを作る対策
- SEO内部対策:検索者が使いやすくてGoogleに評価されるサイトにする対策
- SEO外部対策:多くの人にサイトやコンテンツを拡散してもらう対策
上記3つのSEO対策をすることで、記事は上位表示されていきます。
WebライターのSEO対策は「コンテンツSEO」
そして、Webライターが関われるSEO対策は「コンテンツSEO」です。
コンテンツSEOも奥が深い概念ですが、Webライターが心がけるのは「検索者ニーズを満たす良質な記事を書くこと」だけです。
つまり執筆にフォーカスした「SEOライティング」を手がけるのが、Webライターの仕事になります。
具体的には、次の内容です
- タイトルを最適化する
- 見出し・記事構成を最適化する
- わかりやすい文章にする
他の「SEO内部対策」と「SEO外部対策」は、メディア運営者がするので、ひとまずWebライターが気にすることはありません。
本記事の「WebライターのSEOライティングの手順」にて、SEOに効果のある具体的な執筆(SEOライティング)の手順を解説します。
WebライターがSEO対策を学ぶべき理由
WebライターがSEOを学ぶべき理由は、スキルを上げて仕事の幅を広げることで、収入を増やすためです。
きっと多くのWebライターさんが、次のように感じているのではないでしょうか?
- SEOのことがよくわからないから、この案件はできないな〜
- SEOに自信がないから、構成から作る案件を継続できない
基礎的なSEO対策ができれば、他のWebライターとの差別化になって仕事を得やすくなります。
なぜならメディア運営しているクライアントは通常、検索の上位表示を狙っているからです。
SEOに強いライターになれば、多くのクライアントから重宝されるのは間違いありませんね。
WebライターがすべきSEOライティングの6つの手順
WebライターのSEOライティングの手順を、解説していきます。
「SEOライティング」とは「検索上位に表示されるために、検索者ニーズを満たしわかりやすい文章を書くこと」です。
その手順は、次の6ステップ。
- キーワードを確認し記事の目的を考える
- キーワードの検索意図を探る
- 想定読者を決める
- タイトルを決める
- 見出し・構成を決める
- 執筆する
あくまでも僕の執筆手順ですが、本や先輩のWebライターさんから学び、実践していることなので、マネするだけでも効果があるはずです。
それでは、具体例もまじえながら、SEOライティングの手順を見ていきましょう〜!
①キーワードを確認し記事の目的を考える
通常Webライターは、担当するキーワードが渡されて執筆すると思います。
そのキーワードから、書くべき記事の目的を考えます。
記事の目的は、大きく分けると次の2つです。
- コンバージョン:商品・サービスの販売、他の記事への誘導などをしてもらうための記事(キーワード例:「FX おすすめ 口座」「楽天FX 口コミ」など)
- 啓蒙:知識や情報を伝えるための記事(キーワード例:「FXとは」「FX 初心者」「FX 仕組み」など)
クライアントから依頼される案件は、たいてい両方を含んでいることが多いでしょう。
②検索意図を探る
「検索者ニーズ」を満たす記事を書くには、「なぜ、そのキーワードで検索したのか」つまり「検索意図」を探る必要があります。
検索意図を探る方法は次の4つあり、すべて行ってください。
- サジェストキーワードを確認する
- Yahoo!知恵袋を見る
- Twitter検索する
- 検索上位10記事を分析する
ここでは例として「FX 仕組み」の検索意図を探っていきます。
サジェストキーワードを確認する
サジェストキーワードとは、指定されたキーワードとよく一緒に検索されるキーワードのことです。
サジェストキーワードを探すときに便利なのが、「ウーバーサジェスト」です。
では、「FX 仕組み」で見てみましょう。
「ウーバーサジェスト」にアクセスして、検索窓にキーワードを入れます。
すると「fx 仕組み」の他に「fx 仕組み 図解」「fx 仕組み レバレッジ」「fx 仕組み 取引所」などが出てきていました。
そこから、次のことが予測できます。
- 「FX 仕組み」で検索した人は、レバレッジや取引所、証拠金の仕組みも知りたいのかもしれない
- FXの仕組みがわかる、おすすめの本も知りたいのかもしれない
- FXの初心者でもわかるような、簡単な解説を望んでいるのかもしれない
ここまで予測できれば、OKです。
ちなみに、他にも無料で使える「Keyword Tool」と「キーワードプランナー」を使うと、より詳細にサジェストキーワードを洗い出せますが、やや難しいので今回は省きます。
Yahoo!知恵袋を見る
「Yahoo!知恵袋」は、検索者の悩みが投稿されているため、ダイレクトに検索意図を探れます。
検索窓に、キーワードを打ち込みます。
すると、次のようにたくさんの質問が、投稿されているでしょう。
ここで質問者の疑問を僕なりにまとめると、次の感じになりました。
- FXでどうしてお金を稼げるのか?(価格変動やリスクなどの仕組みを知りたい)
- FXと株式投資や外貨預金との違いを知りたい
- 漠然と、FXの全体的な仕組みを知りたい(FXとは?の疑問とリンクしている)
Twitter検索する
「Twitter検索」も、読者の悩みを知るのに有効です。
ツイートという形で、キーワードに対するリアルな意見や疑問を吸い上げることができます。
検索窓にキーワードを打ち込んで検索すると、不特定多数の人のキーワードに関するツイートを見れるので、そこにある悩みを探していきましょう。
今回の「FX 仕組み」についての明確な疑問についてのツイートはありませんでしたが、ツイート内容からも「どのような情報にニーズがあるか」が予想できまうよ
検索上位10記事を分析する
そして最後に、競合である検索上位10記事を分析します。
検索上位の記事は、ある意味「答え」が含まれていると言えるので、必ず分析するようにしましょう。
ここで見るべきポイントは、次の3点です。
- 構成(見出し)
- タイトル
- リード文
ここは地道にGoogle検索していきますが、自分の検索傾向が反映されない「シークレットモード」を使うようにしてください。
検索すると、次のような検索結果になりました。
またタイトル・構成を一括で調べたいなら、「ラッコツール 見出し抽出」が便利です。
「ラッコツール 見出し抽出」にアクセスしたら、検索窓にキーワードを入れ、右の「+」ボタンを押すと、検索上位の各記事の見出しがわかります。
検索結果に出てきたタイトルや構成から、上位記事が「FX 仕組み」に対して応えている内容は次の感じです。
- そもそもFXとは
- FXの利益を得る仕組みとは(為替差益・スワップポイントとは)
- FXの用語に関する仕組みとは(レバレッジ・スプレッド・ロスカットとは)
- FXのリスクとは
- FXにおすすめの口座
構成とタイトルに加えて、リード文にも読者の悩みのヒントになることが書かれています。
例えば現在「FX 仕組み」の検索順位7位の記事のリード文は、次のようになっていました。
資産運用のためにFXを始めたくても、仕組みやリスクがよく分からずなかなか始められない方、いらっしゃいませんか?FXは専門知識も多く、仕組みを理解しないと取引に手こずってしまうかもしれません。
(引用元:暮しのぜんぶ「FX取引の仕組み|利益の出し方とは?初心者向けにわかりやすく解説」)
ここからわかることは、次のことですね。
- FXの仕組みがわからなくて、始めるのが不安
- リスクとかその他専門用語の意味を知りたい
ここまで検索意図を調べられれば、あとはそれを満たす内容を書いていくだけです!
③想定読者(ターゲット)を決める
検索意図が予測できれば、想定読者を決めます。
想定読者を誰にするかによって、言葉づかいや伝え方などが変わるので、具体的に決めましょう。
最低限、決めておきたい項目は次です。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 所得
- 家族
- 悩み
想定読者にも、正解はありません。検索意図から浮かんできた読者像を、自由に決めてみましょう。
僕は「FX 仕組み」について、次のような想定読者を決めました。
- 年齢:30代(投資資金を準備できるため)
- 性別:男性(女性でもOK)
- 職業:会社員
- 所得:300〜500万ほど
- 家族:独身
- 悩み:FXでお金を稼いでみたいけど、そもそも仕組みがわからない。今から本を読むのもめんどうだし、サクッと検索してみるか。
④タイトルを決める
続いて、タイトルを決めます。
タイトルを考えるときのポイント
タイトルを考えるときは、次のことを意識しましょう。
- キーワードはできるだけ左に寄せる(何のキーワードの記事かわかりやすくするため)
- 文字数は30文字前後までにする(タイトル表示が途中で消えるため)
- 読者の興味を引くようにする(コピーライティング)
もしクライアントの指示があれば、従うことになるでしょう。
タイトルを決める具体例
では具体例として、「FX 仕組み」で、僕なりのタイトル案を作ってみました。
- FXの仕組みとは?初心者向けにわかりやすく徹底解説!
- 知らなきゃ損!FXで儲かる仕組み【完全初心者向け】
- FXの仕組みを徹底解説!利益の出し方やレバレッジ・証拠金とは
「コピーライティングなんてできない」という方は、ながめるだけで簡単にコピーが作れる「売れるコピーライティング単語帖」がおすすめですよ。
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またより詳しいタイトルの付け方を知りたい方は、「Webライター初心者でも読まれる記事タイトルの付け方【基本テク6選】」に詳細を解説していますので、合わせてご覧ください。
⑤見出し・構成を作る
タイトルが決まれば、見出しをつけて構成を作ってきます。
構成とは、わかりやすくいうと「目次」のことで、見出しを組み合わせて作ります。
正直、記事の質は、構成で7割くらい決まるといってもかまいません。
見出しには、主に次の3種類があります。
- 大見出し(H2)
- 中身出し(H3)
- 小見出し(H4)
見出し・構成を決めるときのポイント
見出し・構成を作るときのポイントは、次のようになります。
- 検索意図に応える見出しにする
- 大見出し(H2)には、できるだけキーワードを入れる(違和感があれば無理しない)
- 中身出し(H3)と小見出し(H4)は複数で使う
- 見出しだけで、記事の内容がわかるようにする
- 見出しの順番は、読者が理解しやすいようにする
- 指定された文字数に応じて、見出しの数を調整する(5,000文字の大見出しは4〜6つほどが目安です)
大見出しには、できるだけキーワードを入れるとSEO効果が期待できます。
ただし本質は、検索者ニーズなので、読みにくいなら無理に入れる必要はありません。
見出し・構成について、クライアントから明確な指示があるなら、その指示に従いましょう。
見出し・構成を決める具体例
具体例として、「FX 仕組み」で僕なりに見出しを作ってみました。
検索意図を、盛り込むようにしています。
H2:そもそもFXとは
H2:FXの基本的な仕組み
H2:FXで利益を得る仕組み
・H3:為替差益(キャピタルゲイン)
・H3:スワップポイント(インカムゲイン)
H2:FXで利益を拡大させるレバレッジの仕組み
H2:FXのリスク
・H3:為替変動
・H3:取引コスト(手数料・スプレッド)
・H3:スリップページ
・H3:レバレッジ
H2:FXの損失を抑えるロスカットの仕組み
H2:FX初心者におすすめの口座5選
・H3:DMM FX
・H3:外為どっとコム
・H3:GMOクリック証券
・H3:SBI FX トレード
・H3:LINE FX
H2:まとめ
より具体的な記事構成の作り方を知りたい方は、Webライターの記事構成の作り方【簡単3ステップで解説】に詳細を解説していますので参考にどうぞ。
⑥執筆する
ここまでくれば、あとは肉付けに文章を書くだけ。
とにかく想定読者に向けて、わかりやすい文章を徹底するのがおすすめです。
「読みやすい文章の書き方」は、「Webライターの読みやすい文章の書き方!本質と12のテクニック」「Webライターの記事の書き方とテンプレートを紹介!」にまとめているのでご覧ください。
まとめ:Webライターのスキルや報酬はSEOで加速する
SEOとは、「検索したときに、記事が上位表示される施策」のことで、その本質は「検索者ニーズを満たすこと」でした。
SEOライティングの手順は、次のようになります。
- キーワードを確認し記事の目的を考える
- キーワードの検索意図を探る
- 想定読者を決める
- タイトルを決める
- 見出し・構成を決める
- 執筆する
僕は本記事にある内容を実践できはじめてから、収入が月20万円ほどを稼げるようになりました。
なので本記事の内容を実践していただければ、あなたもWebライターとして稼げるようになりますよ。